●「THE 夢人島 Fes.2006」26日・サザン前まで、の巻
う~ん、何から書けばいいんだろう…。楽し過ぎた旅路からもう1週間、未だにその波の余韻が体に残っている。仲間との珍道中は胸に秘めライブの模様を1日ずつ簡単に書いていこうと思う。(多分、長くなります。)
夢人島初日の26日、我々は昼過ぎにタクシーで会場入り。あまりのスムーズさに感動すら憶えた。この時はまだ帰りの恐ろしさなど微塵も感じてなかった。心配された天気も嘘のように晴れ、確実に肌を焼いてゆく。夏フェスに相応しい、目もハッキリと開けられない眩しさだ。まずは腹ごしらえ!ということで先遣隊にフードエリアで食べ物を買って来て貰い木陰で飲食。ビールも入り早くも野外フェスを満喫する一行。気付くと開演時間近くになっていたのでメインステージへ移動するが、その途中で桑田さんの声が!!
★桑田佳祐/Oh!クラウディア[サザンオールスターズ]
実はこの曲を寅さんの収録時にやったと知っていたので、サザンのライブのラストはこれかなぁと密かに思っていたが、まさかオープニング曲とは思わなかった。いつもの黒ブチ眼鏡にTシャツ・短パンというラフな出で立ち。歩きながら聴いたこの曲はオーディエンスを惹き付けるには充分すぎる前座となった。
★BEGIN
イカ天でデビュー前から聴いていた『恋しくて』を、2006年に聴くことになるとは夢にも思わなかった。比嘉さん(くん、かな?)の朴訥で気取らないMCはとても愛らしく、石垣島より多いオーディエンスを温かく包んだ。今は沖縄色の強い彼らだがブルージーな曲も聴いてみたかった。それでも、素晴らしいアクトだった。
★桑田佳祐×斎藤誠×小倉博和/真夏の出来事[平山みき]
次のアーティストの準備が終わるまでの時間に、“暇つぶしコーナー”と称して度々登場する桑田さん。その気遣いが嬉しかった。このトリオで真っ先に思い出すのが「さのさのさ」ツアー。偶然にも行きの車で「すべての歌に懺悔しな!!」のDVDを見ていたので驚いた。前奏は絶対『Dance with me』だと思ったのに見事にやられてしまった。ギターだけでこんなに楽しく表現できるなんて、ほんとに羨ましく思った。
★Dragon Ash
しきりにアウェイ扱いされていたが、どうしてどうして。ハートに響くバスドラの重低音とともに、クールなのに激しく曲を繰り出していって好きなように楽しめた。ほとんど知らない曲でも体が反応してしまう感覚は、何か音楽の原点に通ずるものなのかもしれない。kjの「とにかく楽しんで欲しい!」という願いは、確実にオーディエンスに伝わっていた。普段サザンで大勢のダンサーが出てくるのに慣れてるせいか、2人のダンサーは微笑ましかった。途中のゲストボーカルは見た目両極端な2人だったなぁ(笑)。
★桑田佳祐×比嘉栄昇(BEGIN)/恋のバカンス[ザ・ピーナッツ]
ハモれ!と言わんばかりのこの曲。2人の声質も相性良くバッチリだった。ラジオで打ち合わせをしていた、と言っていたのはこのことだったんですね。上に下に大忙しにハモる桑田さんは流石。宮川先生にも届いたと思います。
★ポルノグラフィティ
ポルノの2人はナース、バンドメンバーはパジャマ(患者)で登場し、見事にオーディエンスを掴みましたね~、もう大好きです。昭仁の声量や伸びがあるボーカルは、滑舌のいい特異な歌い方と共にとても素晴らしかった。さらに顔に力の入ったMCは面白かった。そして舞台の端から端への全力疾走!しかも息が上がらず。若いっていいなぁ(笑)。圧巻だったのはやはり『ミュージック・アワー』の“変な踊り”。(本人談。)雑巾で窓を拭き掃除しているような、Tの字の振りは初めてです。右足を上げるのもポイントですね。仲間内でブームになりました。ラストの『ハネウマライダー』のタオル回しも、巨人の応援のようで楽しかったです。
★加山雄三 with 桑田佳祐 special band
全然予習しなくて臨んだのでちょっと不安でしたが、船長と水兵さんの格好を見て不安も吹き飛びました。曲からも分かるように本当に加山船長の海に対する愛情がヒシヒシと伝わってきました。そしてなかなか見れないバックバンドの桑田さん!すっかり後輩の顔になっててマイペースな船長を仕切る姿がほんとに楽しかったです。桑田さんの夢が叶った、その会場にいるだけでも感動的なのに、船長のギタープレイやとてつもない声量、息子さんからのビデオに感激する船長、そしてラストの『海その愛~夕陽は赤く』を聴きながら「もう一生聴くことがないんだろうなぁ。」と思うと、泣いてしまいました。船長、本当にカッコよかったです!!
★桑田佳祐×ポルノグラフィティ/神田川[かぐや姫]
このコーナーは夏の歌特集だったはずなのに(笑)。あの昭仁の歌い方でこの曲、新鮮でした(笑)。しかもこの日は桑田さんが婦長・ポルノが患者の格好で、ポルノだけにおいしいところを持ってかせたくない!という桑田さんの芸人魂を見ました。(いやいやだったりして。)普段のフェスでは見られない、こういうコラボも粋な計らいだったと思います。
★福山雅治
会場もいい感じに暮れてきてアタック音と共にセットに付いていた風船が解き放たれカッコよくマサジ登場!!おもむろにギターを掻き鳴らし・・・ん?音が出てない。バンドメンバーも手拍子でノリノリ。でも音が出てない。まさかヤラセ?そう思わせるほど長い間音が出ない。ようやくスタッフが駆けつけてマサジ本人も気付く。本当のトラブルだったようだ。マサジやメンバーはとても悔しかっただろうが、これぞライブの醍醐味。とても貴重な時に遭遇したと思う。そしてマサジを一層応援したくなった。『RED×BLUE』の激しいマサジもいいし、『あの夏も 海も 空も』のせつないマサジも沁みて良かった。「~夢人島オーライ?」という2の線の煽りは笑ってしまったが、それでも最後まで腐ることなく頑張ったと思う。
★BEGIN/涙そうそう
さぁ、いよいよ次はサザン!と思ってふとステージを見るとマイクや譜面台をセットしている。こりゃまた何かやるんだなぁ、と思ってたらBEGINの登場。我々の盛り上がりを弄ぶかのようなMCで場内を笑わせ、この名曲で泣かせてくれた。一気に自分の世界へ引きずり込む、そのボーカル力は流石。演奏もとても素晴らしかった。爽やかな風のような時間をありがとう…。