●東京タワー
ビデオに録っていて忘れかけていた映画「東京タワー」をやっと観た。実は邦画はあまり好きじゃなく(自分が日本人だから嘘っぽく見えてしまい冷めてしまう。俺ってほんとリアリズム。)最後に観たのは「踊る大走査線」(笑)だと思う。何故この作品を観たくなったのか分からないのだが、タイトルがストーリーの何を象徴しているのか知りたかったかもしれない。
青山のセレクトショップを経営する詩史は夫がいながら、友人の息子で20歳年下の透と付き合っていた。24時間、詩史からの電話を待つ純粋で一途な透。一方、透の親友の耕二は、専業主婦の人妻・喜美子と不倫中。耕二は喜美子と本命の恋人との間を自由に行き来していたが、やがて、ふたつの恋にも終わりがやってくる…。結局タイトルは黒木瞳演ずる詩史と岡田准一演ずる透が離れそうな時に電話で話しながら見えたのが東京タワー。ストーリーには関係なかったみたい(笑)。最後にはエッフェル塔(?)になってたが(笑)。
感想はというと、まず詩史と透が恋に落ちる描写がほとんどない。「恋はするものじゃなくて、落ちるものなんだ」という透の一言で説明するのは映画としてはどうか。そして二人が綺麗過ぎる(笑)。美形な二人が逆に汚い部分を演じて欲しかった。よっぽど松本潤演ずる耕二と寺島しのぶ演ずる喜美子の方がリアリティがあっていい。(ただ最後の車で追いかけるシーンは、どう考えてもフラメンコが終わってから耕二に喜美子が追いつかないと思うのだが・笑)また最後に詩史から離れようとパリに留学した透を、詩史は探すのだがそれが何ともあっさりと出逢えてしまう。なかなか見つからないほど盛り上がるのではないか。普通にフランス語を喋る詩史にも笑った。
やはり男は黒木瞳のような熟女だったら、女はジャニーズのような青年なら恋に落ちるよ!とツッコミたくなるような、バブル期のトレンディドラマのような映画、と言ったら分かりやすいかな。その中でも頑張った寺島しのぶと透の母役の余貴美子の怪演に、★二つをあげよう。
★★☆☆☆